研究課題/領域番号 |
20K20395
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補助金の研究課題番号 |
18H05389 (2018-2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90236737)
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研究分担者 |
角家 健 北海道大学, 医学研究院, 特任准教授 (30374276)
鵜川 重和 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (40706751)
森 太郎 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (70312387)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
25,740千円 (直接経費: 19,800千円、間接経費: 5,940千円)
2020年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
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キーワード | 歩行パラメータ / 認知機能 |
研究開始時の研究の概要 |
自立した生活を営むためには、自身の力で思うところに動けること、すなわち歩けることが基本となる。北海道内6町在住の介護認定を受けていない70‐79歳を対象に、非侵襲、簡便かつ同時に複数のパラメータを測定できるウエアラブル端末を用いて歩行パラメータの把握を行い、その後の認知機能低下との関連を検討する。さらに、その関連を修飾する身体機能、冬季及び夏季の身体活動を含む生活習慣、屋内環境、近隣環境を探索し、認知機能低下に資する介入可能要因を明らかにする。
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研究成果の概要 |
自立した生活を営むためには、自身の力で思うところに動けること、すなわち歩けることが基本となる。本研究では、北海道内6町在住の介護認定を受けていない70‐79歳を対象に、非侵襲、簡便に測定できるウエアラブル端末を用いて歩行パラメータの把握を行い、MoCA-Jで測定した認知機能との関連を検討した。2018年度に調査を行った236名から、得られた20のパラメータを統計学的に総合したところ、4つの歩行因子が抽出された(一般的なサイクル、初期接触、推進力、ミッド・スイング)。横断調査(2018年の認知機能)、追跡調査(2021年の認知機能、165名)とも、一般的なサイクルは認知機能と関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が進む日本では、2015年現在26.7%である高齢化率が2060年には39.9%に達し、これに伴い、認知症患者は数、率とも増加すると推計されている。本研究により、今後さらに高齢者の数、率ともに増える日本において、高齢者が自らの能力を減少させることなく生き生きと暮らせる社会を実現するために重要な認知機能と日々の基本的な活動である歩行との関連が明らかとなった。
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