研究課題/領域番号 |
20K20406
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補助金の研究課題番号 |
19H05470 (2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2019) |
審査区分 |
高度科学技術社会の新局面
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
佐藤 健 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00271635)
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研究分担者 |
NGUYEN MinhLe 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (30509401)
対馬 かなえ 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 特任助教 (80754663)
西村 友海 大阪大学, 社会技術共創研究センター, 特任助教(常勤) (80884767)
Tran Duc・Vu 統計数理研究所, リスク解析戦略研究センター, 特任助教 (90910240)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
25,610千円 (直接経費: 19,700千円、間接経費: 5,910千円)
2021年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2020年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 法規範遵守 / 法とAI / 人工知能 / 矛盾検出 / 矛盾解消 / 法律とAI / 法律順守機構 / 論理プログラミング |
研究開始時の研究の概要 |
人工知能が社会に進出することにより、人工知能の引き起こす法律問題が生じるおそれがあるため、人工知能に法律を遵守させる機能を実装することが、重要になると考えられる。このため、法律の各条文を自然言語処理を用いて要件を自動的に分節化し、我々が開発してきた法律知識記述言語PROLEGで実装し、人工知能の仕様自体もPROLEG化して、今まで研究してきた矛盾検出および修正機構を拡張することで、人工知能の仕様の法律との抵触を自動的に検出、修正し、人工知能自体が自律的に法律を遵守するように自らの行為を変化させる機構を構築する。
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研究成果の概要 |
人工知能が社会に進出するにつれ、自動運転車による交通事故など、人工知能が法律に抵触する状況が出現してきた。この問題を解決するため、本研究では、人工知能に法律を遵守させる機能を開発した。具多的には、法律および人工知能の仕様を論理プログラム化して、仮説論理プログラミングを用いて人工知能の仕様の法律との抵触を自動的に検出する手法、法律を人手で論理プログラム化するときの支援手法、法律を自然言語処理により自動的に論理プログラム化する手法について提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工知能が社会に進出することにより、人工知能が実世界と密接に関わる状況が出現してきた。それに従い、人工知能の引き起こす法律問題が生じるため、第一義的に、人工知能に法律を遵守させる機能を実装することが、重要になると考えられる。 しかし、技術の急速な進歩に対応して、新しい法律が次々に作られると考えられるため、新しい法律を迅速に人工知能に実装する必要がある。本研究はそのような法的規範遵守チェック機構の第一歩として行った研究であるため、この研究の社会的意義は大きい。
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