研究課題
挑戦的研究(開拓)
幹細胞を用いた再生医療は、失った臓器の再建や、難病の根本的な解決を可能としている。しかし、再生医療には、莫大なコストがかかり、幹細胞の培養状態が悪いと安定した治療効果が得られないという問題点がある。研究代表者は、この様な再生医療の問題点を解決するため、高品質の幹細胞を培養できる幹細胞スフェア培養法を開発した。幹細胞スフェアは、幹細胞を外の刺激から守ることで、高い幹細胞性を保つだけではなく、長期間の保存や輸送も可能とする。この幹細胞スフェアの特徴を生かして、低コストで有効性の高い再生医療を実現するため、室温での幹細胞バンク化に適した幹細胞スフェア製剤の開発に取り組んでいる。