研究課題/領域番号 |
20K20667
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤 英博 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任講師 (10353468)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | ハダカデバネズミ / エピジェネティクス / DNAメチル化 / メチローム / 健康長寿 / 老化 |
研究開始時の研究の概要 |
抗加齢医学の分野から注目されるハダカデバネズミは老化しないで長生きする健康長寿を実現している。申請者はハダカデバネズミがもつエピジェネティクス機構に着目した。本研究ではハダカデバネズミがもつDNAメチル化様式の全容を解読して、老化しない特性にDNAメチル化が寄与する機構の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
抗加齢医学の分野から注目されるハダカデバネズミは老化しないで長生きする唯一の哺乳類と言われている。エピジェネティクス機構の一つであるDNAメチル化と老化は密接に関わるため、本研究ではハダカデバネズミの老化しない特性にDNAメチル化が寄与する可能性を探った。そのために、ハダカデバネズミの脳・肝臓・線維芽細胞の各組織におけるDNAメチル化パターンを解読した。その結果、ハダカデバネズミはマウスとは異なる独自のDNAメチル化パターンをもつことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの老化についての知見はヒトやマウスの老化した細胞を研究した成果に基づいている。一方、本研究はハダカデバネズミの正常な細胞を使って「老化しない要因」をエピジェネティクスの視点から探る。これは老化しない動物を使うからこそ可能な手法である。ハダカデバネズミのゲノムレベルでの研究報告は数少ないが、本研究ではそのゲノムデータを充分に活用して、研究が進んでいないハダカデバネズミのエピジェネティクスの一端を明らかにした。
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