研究課題/領域番号 |
20K20753
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (60507698)
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研究分担者 |
手島 健介 一橋大学, 経済研究所, 教授 (10817737)
山崎 潤一 神戸大学, 経済学研究科, 講師 (80800606)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 画像データ / 集積の経済 / 歴史データ / 空間経済学 / 土地利用 / 都市経済 / 画像認識 / 経済史 |
研究開始時の研究の概要 |
現代の経済活動の中心は都市であり、都市内の経済構造は、都市住人にとっての利便性、企業の生産性などを通じて、都市および国内全体の経済発展および厚生に影響する。しかし、既存の政府統計等のデータソースで把握できる都市内構造についての情報は限定的であり、特に、歴史的情報を把握することはほぼ不可能であった。 本研究課題では、古地図やGoogle Street View、および衛星画像などの画像データ、および機械学習による画像解析技術によって、都市内構造、およびその発展の理解の刷新をめざす。
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研究成果の概要 |
本研究課題の目的は、既存の政府統計や、数値データでは把握困難な都市の特徴について、古地図やGoogle Street View、および衛星画像などに代表される画像データ、および、近年発展著しい機械学習による画像解析技術によって、都市内構造、およびその発展の理解の刷新をめざすものであった。まず、古地図の電子化によって把握した、江戸の大名屋敷の立地データを用いて、それが現在の東京の経済活動に与える影響について分析を行った。また、衛星画像データによって、建物の高さについての情報を得ることで、土地利用規制が地価に与える影響についての分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、衛星画像や歴史的地図の電子化によって得られた画像データによって、伝統的なデータでは答えることができない問いに回答を与えられるという可能性について示すことができた。本研究課題では、衛星画像や古地図の電子化データによって、現実の都市政策、特に土地利用政策に対して実証的知見を当たることができた。本研究課題で推進したいずれの研究も、政策的にも重要な問いを対象としたものであり、学術的のみならず社会的にも大きな意義を持つ研究成果である。
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