研究課題/領域番号 |
20K20769
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
児玉 耕太 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (90419424)
|
研究分担者 |
仙石 愼太郎 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (00401224)
伊藤 陽一 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (10334236)
城野 博史 熊本大学, 病院, 准教授 (40515483)
|
研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | HTA / イノベーション / ヘルスケアビジネス / パレート最適 / 免疫チェックポイント阻害剤 / モバイルヘルス / MSK-IMPACT / 持続可能性 / 医療経済学 / 抗がん剤 / 費用対効果 / パレート効率性 |
研究開始時の研究の概要 |
新たなデータ・ドリブンな医療産業・保険制度・QOLモデルを提示することにより、各ステークホルダーにとってパレート最適ながん治療のあり方を考察するため、NDBデータを用いたマクロ解析、臨床試験結果データを用いたメゾ(中間的)解析、特定の医療機関で収集したデータを用いたミクロ解析の3層について、製薬産業を中心とする関連産業、保険者や関連政府機関、医療費の一部を負担しその恩恵をうける患者・医療者等の顧客の各ステークホルダー別のマトリックスデータを構築する。結果を組み合わせた上で、経済学・経営学的な考察を行う。
|
研究成果の概要 |
査読付き論文としての成果として、各癌種別の臨床試験結果から予測した治療の費用対効果の解析(メゾ)に関して、Sustainability[2020, IF: 3.251]3報, JPM[2021, IF:4.945]、医療機関での抗がん剤治療の治療技術別の治療前治療後労働生産性の比較(ミクロ)に関して、Drug Discovery Today[2020, IF:7.321], Cancers[2021, IF:6.639]の報告を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の中でもCancers[2021, IF:6.639]において、米国FDAの支援によって構築されたMSK-IMPACTやFoundationOne CDxといった公的プラットホームが、米国の抗がん剤開発や治療にイノベーションを促進したことを明らかにした。この他にも、医療産業や保険制度に関わる分析は着実に蓄積されつつある。
|