研究課題/領域番号 |
20K20854
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
松原 憲治 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10549372)
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研究分担者 |
小林 佳美 川口短期大学, その他部局等, 講師 (80866335)
中和 渚 関東学院大学, 建築・環境学部, 准教授 (00610718)
末松 加奈 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (30825625)
高阪 将人 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (50773016)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | NOS / 科学的探究 / 幼児教育 / カリキュラム / 幼児期 / 探究心の芽生え / 接続 / 小学校低学年 / 幼稚園教育要領 / 学習指導要領 / 科学の本質 / 芽生え / 科学的探究心 / 小学校への接続 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は幼児期における科学的探究心の芽生えと小学校低学年期における科学的探究の接続に関する研究を行うことを目的とし、次の四点を行う。 (1)科学的探究について、幼稚園教育要領や小学校学習指導要領等での捉え方を歴史的に整理しつつ、幼児期と低学年期で接続可能な要素の体系化 (2)5歳児と小学校低学年の児童を対象に科学的探究心の芽生えに関する実証的調査 (3)保護者を対象にした家庭の社会経済的背景(SES)と科学的探究の認識に関する調査 (4)調査結果を基に、幼児教育の保育者を対象にした参考資料「幼児の科学的探究心の芽生えの支援と見取りに関する資料」を保育者と共同開発
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研究成果の概要 |
本研究では、幼児期における科学的探究心の芽生えと小学校低学年期における科学的探究の接続に関する研究を行うことを目的とした。特に、科学的探究について、幼稚園教育要領や小学校学習指導要領等での捉え方を歴史的に整理しつつ、これまで幼児期と低学年期で接続可能な要素の体系化を検討した。また、5歳児と小学校低学年の児童を対象に科学的探究心の芽生えに関する実証的調査を、米国のJ. Lederman らとの共同研究として実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子供は自然に触れる体験等を通して、ある事象に対して疑問を持つに至る。こうした疑問を持つといった心の動きが科学的探究心の芽生えであり、小学校以降の科学的探究の基盤となり得る。本研究では、幼児期と小学校低学年期における科学的探究心の接続に関する研究を行うことで、子供たちが段階的に科学的探究を学ぶための基礎研究を進めたことに意義がある。さらに、本研究の知見は、小学校理科の「問題解決の力」、中学校理科の「科学的に探究する力」の学習に寄与するものである。
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