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社会情動的スキル(非認知スキル)による理科の好き嫌いの要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K20856
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分9:教育学およびその関連分野
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

吉岡 亮衛  国立教育政策研究所, その他部局等, 客員研究員 (40200951)

研究分担者 江草 由佳  国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (60413902)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワード社会情動的スキル / 非認知スキル / 理科の好き嫌い / ウェブアンケート調査 / 科学教育 / 理科教育 / PISA / TIMSS
研究開始時の研究の概要

我が国では理科嫌いあるいは科学嫌いは古くて新しい問題である。各種の調査結果からは、子供たちの理科嫌いの割合は学年とともに上昇することが知られている。これまでの議論ではこれは認知的スキルつまり成績との関連で論じられていたことによる。本研究では、これまで検討されてこなかった社会情動的スキルに焦点を当て、子供たちの成績と好き嫌いについての説明がつかないこの関係を解明したいと考える。さらに社会情動的スキルの発達が理科の好き嫌いに影響を及ぼすのであれば、理科好きを増やすにはどのような手だてが可能であるのかを明らかにすることを試みる。

研究成果の概要

本研究では、COVID-19による社会情勢に応じて計画内容を変更し、大学生を調査対象としたウェブアンケート調査により、社会情動的スキルが理科の好き嫌いに及ぼす影響について調査分析を行った。1000人の大学生のデータから、理科の好き嫌いに影響を与える要因として、性別による違い、高校での文系・理系の進路選択、学校時代の理科成績による違いでの影響が確認できた。さらに社会情動的スキルとしては、「自己効力感」、「粘り強さ」、「やりぬく力」、「自分と向き合う力」の影響が示唆され、中でも「自己効力感」が関係することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

理科の好き嫌いに関する研究は多いが、その要因を探る研究は少ない。好き嫌いの要因が明らかにできれば、その要因を克服する方法を見い出すことができ、社会的問題である理科嫌いを減すことにつなげることが期待できる。好き嫌いの要因としての社会情動的スキルの研究はまだなく、先駆的な研究として学術的・社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2024-01-30  

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