研究課題/領域番号 |
20K20960
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
柴田 隆行 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10235575)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 原子間力顕微鏡(AFM) / AFMナノ加工 / 酸化チタン光触媒酸化反応 / チップ増強ラマン分光法(TERS) / 分子認識機能 |
研究開始時の研究の概要 |
高度先進医療技術・革新的医薬品開発におけるライフ・イノベーションを創出するためには,生命現象の統合的理解とその制御が必要不可欠となる.その中でも,細胞膜上に存在する“膜タンパク質”は,細胞内外の情報伝達や物質輸送などの生命の維持に不可欠な役割を担っており,創薬研究における重要なターゲットとなっている.本研究では,原子間力顕微鏡(AFM)に搭載する新規な機能として,標的となる膜タンパク質を一分子レベルで認識し,選択的に分解除去可能なナノ加工・計測技術の開発を行う.
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研究成果の概要 |
原子間力顕微鏡(AFM)に搭載する新規な機能として、標的となる膜タンパク質を一分子レベルで選択的に分解除去可能なナノ加工・計測技術の実現に向けた基礎的検討を行った。本研究では、TiO2光触媒を被覆したAFMプローブを用いた細胞膜のナノ加工技術と分子認識機能を有する抗体修飾Agナノ粒子担持AFMプローブを開発した。本研究の実現は、将来のナノ・バイオテクノロジーを支える革新的な基盤技術として期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度先進医療技術・革新的医薬品開発におけるライフ・イノベーションを創出するためには、生命現象の統合的理解とその制御が必要不可欠となる。本研究では、生体機能の一つである高感度かつ高選択的な分子認識機能(抗原抗体反応)を援用することで、細胞膜表面に存在する膜タンパク質を標的とした一分子レベルでの選択的除去加工技術の開発を目的としている。本提案技術の実現は、他の類を見ないユニークなナノ加工・計測技術を提供することにつながり,ナノ・バイオテクノロジーの革新的な発展に寄与することが大いに期待できる。
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