研究課題/領域番号 |
20K21018
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分22:土木工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長井 宏平 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (00451790)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 橋梁建設年推定 / 人工衛星 / 正規化水指数 / 橋梁建設年 / 人工衛星データ / 推定 / AI / Landsat / 画像解析 |
研究開始時の研究の概要 |
人工衛星データとAIによる分析から世界中の建設年不明橋梁の建設年推定を可能にする手法を確立することが本研究の目的である。NASAのLandsatデータを用い,対象橋梁位置と周辺の過去から現在の衛星可視画像や,光学センサから得られる波長データの数値を用いて算出する正規化水指数NDWIや植生指標NDVIなどの水分情報に関する指標の変化の分析から,建設年を推定する仕組みを構築する。中規模と小規模橋梁に対しては,解像度の粗い画像や小さな指標の変化からも推定可能とする画像判定とデータ分析のAIシステムを開発する。
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研究成果の概要 |
過去の橋梁建設年を推定する方法として人工衛星データの記録を遡り過去の衛星写真等から橋梁年を推定することを提案した。橋長の長い橋では可視画像によって過去の衛星データから建設が確認できた一方,橋梁の短い橋では確認が困難であり,これに対して衛星の波長データから得られる正規化水指数Normalized Difference Water Index (NDWI)を用いて建設年を推定する方法を提案し,その精度を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
橋梁の建設年度は橋梁群をマネージメントする際に劣化予測等に活用が可能であり重要である。しかし,特に橋長の短い橋梁では記録が残っていない場合が多く,これを推定することは効率的な維持管理に貢献できる。人工衛星データを用いて過去のデータから橋梁建設年を推定することを本研究では提案し,画像解像度が荒く橋梁が画像で確認できない場合でも衛星の波長データから得られる正規化水指数を用いてある程度の推定が可能であることを示した。
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