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レンズレスX線カメラの試作と元素分布像への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K21089
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分26:材料工学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

田中 克志  神戸大学, 工学研究科, 教授 (30236575)

研究分担者 寺本 武司  神戸大学, 工学研究科, 助教 (10781833)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードレンズレス / 画像取得 / 蛍光X線 / X線画像 / 蛍光分析 / レンズレスカメラ / MURAコード / コンピュテーショナルイメージング / X線
研究開始時の研究の概要

X線によるイメージングの研究では蛍光・散乱によって試料から発生するX線を用いる方法はほとんど研究が進んでいない.本研究では,可視光のイメージング分野で発展しているコンピュテーショナルイメージング法の1つである「コーデッドアパチャー法」を基とする方法を用いる.このコンピュテーショナルイメージング法をX線イメージングに適用することで試料から発生するX線を用いる新たなイメージング方法の確立を目指し,応用例として組成分布像の取得を試みる.

研究成果の概要

本研究では集光系を用いないX線の発光部位をイメージングする新たな手法の開発を目指し,カプトン膜上に蒸着したBiによってMURAコードのマスクを作製した.カプトン膜とBiの接着性が不十分で細かなパターンが脱落し,実用に耐えるマスクを作製することができなかった.画像を再構成するためのソフトウェアは模擬データで評価し,正しく再構成できるソフトウェアを作成することができた.さらにソフトウェアの性能向上を図り,実用的な速度で処理することが可能となった.
以上より,現時点では不十分なものではあるが,集光系を用いないX線の発光部位のイメージングは十分実用的なものであることが明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

X線によるイメージングの研究ではX線を透過させることによって生じる吸収・回折・屈折を用いるものがほとんどであり,中にはnmオーダーの分解能を持つイメージング方法が開発されている.一方,蛍光・散乱によって試料から発生するX線を用いるイメージング方法はほとんど研究が進んでいない.本研究はこの分野に新たなイメージング方法を提供するものであり,観察装置の進化により新たな研究テーマ・研究方法を生み出すきっかけとなりうるものである.

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2023-01-30  

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