研究課題/領域番号 |
20K21250
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
築地 真也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40359659)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | タンパク質阻害 / 相分離 / タンパク質コンデンセート / ケモジェネティクス / オプトジェネティクス / タンパク質 / 活性阻害 / 化学遺伝学 / タンパク質クラスター |
研究開始時の研究の概要 |
細胞内の望みのタンパク質をどれでも自由に簡便かつ特異的に阻害できるようになれば、生命研究や創薬研究の強力な基盤技術になるであろう。本研究では、そのような夢のような高汎用的タンパク質阻害技術の開発に挑戦する。
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研究成果の概要 |
本研究では、細胞内のさまざまなタンパク質を一種類の小分子化合物によって特異的かつ素早く阻害することのできる高汎用的なタンパク質機能阻害技術の開発に取り組んだ。本研究では、自己集合するように設計したタンパク質と化学誘導二量化法を融合することで、小分子に応答して標的タンパク質を急速に取り込むことのできる人工相分離タンパク質コンデンセートシステムを構築した。このシステムは標的タンパク質の取り込みによりそのタンパク質の不活性化を、また放出により活性化を誘導できることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、細胞内の任意のタンパク質の機能・活性を化合物で自在に制御・阻害する高汎用的な化学遺伝学技術を開発するものである。このような技術は、細胞や疾患のメカニズムの解明のためのツールとして有用であるばかりでなく、再生医療や細胞治療など、細胞機能の人工制御が基盤となるさまざまなバイオメディカル分野への応用が期待される。
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