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特異的発現酵素を標的とした脳腫瘍イメージングPETプローブの斬新化

研究課題

研究課題/領域番号 20K21260
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分37:生体分子化学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

鈴木 正昭  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 認知症先進医療開発センター, 研究員 (90093046)

研究分担者 古山 浩子  岐阜大学, 工学部, 准教授 (50402160)
木村 泰之  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 認知症先進医療開発センター, 副部長 (20423171)
夏目 敦至  名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任教授 (30362255)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードO6-メチルグアニン-DNA-トランスフェラーゼ / O6-ベンジルグアニン / 遺伝子変異イソクエン酸脱水素酵素1 / α-ケトグルタル酸 / 11C標識プローブ / 脳腫瘍PETイメージング / 11C標識分子プローブ
研究開始時の研究の概要

近年,開頭脳手術前での脳腫瘍の進行具合や抗がん剤の薬効の評価を生体丸ごと分子レベルで非侵襲的に遂行できる新たな医療技術の開発が強く求められている。本研究では,アルキル化抗癌剤の薬剤耐性を誘起するMGMTの発現量は治療方針の決定に有効であり,また,遺伝子変異IDH1による異常代謝産物2-ヒドロキシグルタル酸の蓄積は神経膠腫の形成と悪性進行に深く関わることに着目し,独自に発明した高速11Cおよび18F標識化反応を機軸に,神経膠腫特異的酵素類を標的とした新たな脳腫瘍イメージングプローブの開発を目指す。本研究は,研究の正否を握る探索的研究段階での独創的かつ学際的な共同研究システムの構築に重点を置く。

研究成果の概要

脳腫瘍領域において,DNAメチル化抗がん剤の薬剤耐性を誘起するメチル基転移酵素(MGMT)および悪性脳腫瘍の形成と進行に深く関わるイソクエン酸脱水素酵素1の遺伝子変異体(mIDH1)が治療効果や予後予測の因子として着目されている.本研究では,MGMT不活化剤であるO6-ベンジルグアニンおよびmIDH1の基質であるα-ケトグルタル酸に着目し,これらの非侵襲的な診断用分子プローブの開発をめざしてその重要課題である脳透過性の賦活に向けた分子設計指針を示した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,難治性脳腫瘍の病態を非侵襲的に評価できる新医療技術の開発に関する挑戦であり,その研究の正否を握る探索的研究段階での独創的かつ学際的な共同研究システムの構築に重点を置いた魁的研究である.とくに,独自に開発した高速炭素-炭素カップリング反応を機軸として,first-in-man試験を視野に入れた精緻かつ高品位なPETプローブの創製による直接的な脳透過性評価法を導入して,脳腫瘍特異的な分子標的イメージング法を編み出すものであり,革新的かつ大きな学術的意義を持つ.

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2025-01-30  

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