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糖吸収を介した植物病原糸状菌の病原性発現機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K21280
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分38:農芸化学およびその関連分野
研究機関徳島大学

研究代表者

山田 晃嗣  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 助教 (40587672)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード糖トランスポーター / 病原糸状菌 / 病原性 / 植物病原糸状菌 / 植物病原菌 / 植物-病原菌間相互作用
研究開始時の研究の概要

栄養吸収は宿主-病原菌間相互作用の基盤とされるが、解析例は非常に乏しくそれらの分子機構の全貌をつかむには程遠い状況である。申請者は、植物の糖トランスポーターの解析を介して植物-病原菌間相互作用における栄養吸収の意義の解明を試みている。本課題では、「病原菌の糖吸収機構」に着目して解析を行うことで、糖吸収の観点から植物-病原菌間作用の包括的な理解を目指す。そして、得られた知見を利用することで栄養吸収機構を標的とした新規防除法の開発にも挑戦する。

研究成果の概要

植物病原菌は感染時に宿主植物から糖を炭素源として吸収することが知られているが、その分子機構や意義は不明な点が多い。本研究では、CRISPR-Cas9やCre-loxPシステムを用いて病原糸状菌のウリ類炭疽病菌の網羅的な遺伝子破壊解析を実施し、病原性に関与する糖トランスポーターを同定した。さらに、病原性に関与する糖代謝酵素も明らかにし、感染時の糖の吸収および代謝が病原性の発現に重要であることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウリ類炭疽病菌の病原性に関与する糖トランスポーター遺伝子や糖代謝遺伝子を同定した。この結果より、糖の吸収および代謝が病原性に関与していることが明らかとなった。今後、これらの生化学的解析を進むことによって、糖の吸収および代謝の阻害を標的とした新規農薬などの開発に繋がることも期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] The establishment of multiple knockout mutants of Colletotrichum orbiculare by CRISPR/Cas9 and Cre/loxP systems2021

    • 著者名/発表者名
      Yamada Kohji、Yamamoto Toya、Uwasa Kanon、Osakabe Keishi、Takano Yoshitaka
    • 雑誌名

      bioRxiv

      巻: -

    • DOI

      10.1101/2021.10.24.465644

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-08-03   更新日: 2023-01-30  

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