研究課題/領域番号 |
20K21292
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
井上 順 東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (70323962)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 脂肪酸合成 / アセチルCoAカルボキシラーゼ / ポリマー化 / ACC / ポリマー / 脂質代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)活性制御機構を明らかにし、余剰エネルギーを脂肪として蓄積する分子機構の解明を目指すと共に、ACC二量体やポリマーの構成因子の同定・解析を行うことで、小分子化合物(食品成分や医薬品)によるACC活性制御実現に向けた新たな方向性を提示することである。これまでのACC阻害剤はACC二量体やポリマー形成に作用する例は知られておらず、本研究により肥満抑制や糖尿病改善の新規な作用点の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では脂肪酸合成の律速酵素であるACCの活性制御機構について検討を行った。ACC活性はそのポリマー化により促進することが知られている。ACCポリマー化促進因子MIG12とACCの結合領域について検討を行い、結合に必須なそれぞれの領域を同定した。また、MIG12のC末端側に存在するロイシンジッパードメインを変異させることでその結合が大きく減弱することを示した。さらに、ACC活性をin vitroで解析する評価系の構築に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ACCの活性抑制は抗肥満や抗糖尿病につながり、今回の研究成果は新たな阻害剤開発のツールとして利用できる。酵素のポリマー化による活性化の例は少なく、MIG12によるACCポリマー化制御機構の解明は学術的に貴重な事例になる。
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