研究課題/領域番号 |
20K21346
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
矢守 航 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90638363)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高付加価値 / アントシアニン / 養液栽培 / 植物工場 / 光合成 / 変動光 / UV照射 / 根圏温度 / 環境記憶 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、日本では植物工場の普及が急速に進められており、作物の高効率生産・高付加価値を実現する栽培法の確立が喫緊の課題となっている。健康に良い機能性成分を多く含む高付加価値作物の生産には、これまでUV照射法が提案されてきた。しかし、UV-LEDは寿命が短く、発光強度が低い光源であるため、UV-LEDに代わり、実用化しやすいUV光源の開発が期待されている状況にある。本申請課題では、UV光源を用いずに、可視光領域の変動光照射によって植物の機能性成分を増強し、高付加価値作物の新規栽培法の提案を目指す。
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研究成果の概要 |
近年、日本では植物工場の普及が急速に進められており、作物の高効率生産・高付加価値を実現する栽培法の確立が喫緊の課題となっている。本研究課題では、植物に機能性成分を効率よく蓄積させる処理法の開発を目的とした。本研究成果として、可視光領域の変動光照射や栽培途中の根圏温度の変化によって、機能性成分を向上させることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、可視光領域の変動光照射や栽培途中の根圏温度の変化によって機能性成分を向上させることに成功した。これまでにも、申請者は、植物工場における葉菜類の栽培において、植物体への下から上に向けてのLED照射(上方照射)によって、外葉の老化を抑制する新たな栽培法を提案してきた。将来的に、上方照射法によって高い作物生産性を維持したまま、収穫前の数時間~数日間だけ、可視光領域の変動光照射や根圏温度を制御することによって機能性成分を増大することができれば、他に類をみない高機能性野菜の高効率生産を実現できると考えられる。
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