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クラミドモナスのゲノム編集の活用による細胞質ダイニン2の繊毛内輸送の再構成

研究課題

研究課題/領域番号 20K21378
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

丹羽 伸介  東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 准教授 (30714985)

研究分担者 小田 賢幸  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (20569090)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードダイニン / ダイナクチン / 逆行性輸送 / 繊毛内輸送 / IFT / クラミドモナス / 繊毛 / ダイニン2 / intraflagellar transport
研究開始時の研究の概要

ダイニン2は繊毛内輸送を担う分子モータータンパク質である。ダイニン2の欠損は繊毛病と呼ばれる疾患の原因となっていることが知られている。本研究ではクラミドモナスと呼ばれる緑藻においてダイニン2を蛍光ラベルして精製する。精製したダイニン2の微小管上での運動を顕微鏡下で再構成して観察することができる実験系を構築する。

研究成果の概要

逆行性の繊毛内輸送(IFT)の異常は繊毛病と呼ばれる疾患の原因となる。この逆行性の繊毛内輸送(IFT)を担う分子モータータンパク質である細胞質ダイニン2の活性化メカニズムを解明するために、遺伝子組換えによって作製したクラミドモナスから赤色蛍光タンパク質mCherryでラベルした細胞質ダイニン2の複合体を精製した。精製した細胞質ダイニン2は自己阻害と呼ばれるメカニズムにより不活性状態のままであった。ダイニン2を活性化する因子の有力候補である繊毛内輸送(IFT)複合体と呼ばれる複合体の精製についても微量ではあるが成功している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

逆行性の繊毛内輸送(IFT)の分子モータータンパク質であるダイニン2複合体の活性化をin vitroで再構成することは世界中で誰も成功していない学術的に重要な問題である。この問題に取り組むために本研究ではクラミドモナスからダイニン2複合体の精製を行った。本研究で精製に成功した組換えダイニン2複合体は今後1分子計測の手法によってダイニン2複合体の活性化メカニズムを解析するための基盤となる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2023-01-30  

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