研究課題/領域番号 |
20K21433
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
小柳 光正 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 教授 (30379276)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ロドプシン / GPCR / 光遺伝学 / 光受容タンパク質 / 感覚 / 生理学 |
研究開始時の研究の概要 |
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は、さまざまな生命機能に関わる重要な分子である。そのためGPCRは、基礎研究分野のみならず、創薬のターゲットとしても非常に注目されている。本研究では、作動薬(リガンド)が不明なために機能が解析が進んでいないGPCRについて、光で作動するGPCRであるロドプシン類を代替受容体として、すなわち光を代替リガンドとして用いることで、機能未知GPCRが関わる生理応答を引き起こし解析するという、リガンドの同定を必要としない新しいGPCR解析ストラテジーの確立に挑戦する。
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研究成果の概要 |
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は、様々な生命活動に関わる重要な受容体分子である。本研究では、機能未知GPCRの機能解明に向けて、光操作ツールを用いた新しい解析手法の開発を行った。光操作ツールとして2種類の双安定性光受容タンパク質(オプシン)に着目し、その性能評価を行った結果、生体内で高感度あるいは色依存的なオン・オフといったそれぞれのオプシン分子特性に応じた高い機能性を発揮することが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、動物の光受容タンパク質をベースにした高い機能性をもつ光操作ツールが見出された。GPCRは、ヒトに800種類存在し、多様な生命機能の解明という学術的興味だけでなく、創薬のターゲットとして医学薬学的にも注目されていることから、本研究で示した新しい光操作ツールはGPCR研究を加速することで、社会に大きく貢献すると期待される。
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