研究課題/領域番号 |
20K21518
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
金山 剛士 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (80811223)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | B細胞 / 造血 / 感染症 / 炎症 / 自然免疫 / 炎症制御 / B細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、敗血症のような急性炎症性疾患において、骨髄における造血系どのように炎症によるダメージから保護されているのかを明らかにするプロジェクトである。すでに、代表的な抗炎症性サイトカインであるIL-10の主要な産生源として、ミエロイド系細胞のマーカーとして知られるCD11bを発現した細胞集団を特定しており、この細胞の分化経路や生理学的意義を検証することで、骨髄における恒常性維持機構の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
感染症において自然免疫細胞は病原体を除去するとともに、炎症の進展にも寄与している。好中球や単球などの自然免疫細胞の数は造血系からの供給によって大きく影響を受けることから、感染時の造血応答を理解することは、炎症や感染症のコントロールに役立つと期待できる。感染症によって誘導される造血応答では自然免疫細胞の産生が亢進し、リンパ球系細胞の産生が抑制されるため、リンパ球が感染誘導性の造血応答に及ぼす影響は不明であった。本研究ではB細胞が感染時の造血系の維持や造血応答に及ぼす影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではB細胞が感染時の造血系の維持や造血応答に及ぼす影響を明らかにした。これは新たな造血応答機構の発見であり、将来的に造血系を標的とした感染症や炎症の治療法開発に繋がると期待できる。(研究内容の詳細は論文公表まで差し控える。)
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