研究課題/領域番号 |
20K21530
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
金 倫基 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (00620220)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 腸内細菌 / 炎症性腸疾患 / 遺伝子 / 疾患感受性 |
研究開始時の研究の概要 |
炎症性腸疾患 (IBD: Inflammatory bowel disease) は、腸管における慢性的な炎症により、下痢・便秘・血便・発熱などを引き起こす疾患である。IBDは、遺伝学的・環境要因が関与する疾患であると言われているが詳細な発症メカニズムについては不明である。近年、IBDの発症に腸内細菌が関与している可能性が示唆されている。そこで本研究は、IBD疾患モデルマウスを用いることで、腸炎惹起に関わる腸内細菌を同定し、その作用メカニズムを解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
炎症性腸疾患 (IBD: Inflammatory bowel disease) は、腸管における慢性的な炎症により、下痢・便秘・血便・発熱などを引き起こす疾患である。IBDは、遺伝学的・環境要因が関与する疾患であると言われているが詳細な発症メカニズムについては不明である。近年、IBDの発症に腸内細菌が関与している可能性が示唆されている。本研究では実験的腸炎の感受性を高める腸内細菌群を同定し、腸炎惹起にかかわる腸内細菌遺伝子を特定するための足掛かりとなるデータを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IBDの発症や病態変化に腸内細菌が関与していることが示唆されているが、実際に特定の腸内細菌が腸炎を惹起しているのか、また、その場合にどのようなメカニズムを介しているのか、については未だ不明である。本研究では実験的腸炎の感受性を高める腸内細菌を同定し、遺伝子レベルでの解析を行うことができた。この腸炎惹起にかかわる腸内細菌由来の遺伝子の機能を同定できれば、腸内細菌が腸炎を引き起こす新たな作用メカニズムを明らかにすることができ、IBDの病因を理解する上で重要な知見が得られると期待している。
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