研究課題/領域番号 |
20K21558
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分51:ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大石 陽 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (70554004)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 睡眠 |
研究開始時の研究の概要 |
眠気が生じ、覚醒が睡眠へと移行する脳内メカニズムは神経科学の大きな謎の一つである。現在、多くの睡眠薬が処方されているが、実はその作用メカニズムは明らかでないものが多い。本研究では、眠気を生じる薬剤の一つとその標的に注目し、睡眠制御メカニズム解明を目指す。具体的には、脳内に分布する薬剤標的の活性を局所的に制御することにより、重要な神経回路の探索を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、眠気が生じるメカニズムの解明を目指し、その結果、あたかも眠気が生じたような脳波を誘導できるマウスの開発に成功した。そのマウスでは、睡眠中に深い眠りが誘導されており、機械的な刺激による覚醒誘発が起きにくい傾向が見られたことから、覚醒閾値が上昇していたと考えられる。同マウスの使用により、深い睡眠が引き起こされる神経メカニズムが明らかになると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、眠気が生じた時やその後眠った時に脳で見られる変化を模倣できるマウスの開発に成功した。同マウスを活用すれば、深い睡眠時に生じる脳での変化がどのように起きるのかを明らかにできると考えられる。また、社会的には、眠気を覚ます薬や、眠気の副作用が起こらない薬の開発に役立つ可能性がある。
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