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子育て期早期の母親と父親の「睡眠負債」に迫る―健康促進はどのように実現できるかー

研究課題

研究課題/領域番号 20K21703
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

関島 香代子  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90323972)

研究分担者 渡邉 香奈子  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80626094)
定方 美恵子  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00179532)
清水 悦子  茨城キリスト教大学, 文学部, 准教授 (80824276)
関島 恒夫  新潟大学, 自然科学系, 教授 (10300964)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード子育て期 / 睡眠 / 睡眠負債 / 健康促進
研究開始時の研究の概要

「睡眠負債」状態にある子育て期では、身体面メンタル面の不調(産後うつ等)から、児童虐待、養育不全(ネグレクト)が生じやすい。それらは子どもの心身の発達にも影響する。他方、少子化が長期化深刻化し、地縁のない都市部での核家族では、子育ての夫との協働や育休取得は進まず、昼夜を問わず子どもの対応を試行錯誤し続ける子育てには限界にある。
そこで、健康を脅かす睡眠の分断により生じている「睡眠負債」をどう軽減できるかを検討するために、子育て期早期にあたる生後2-3か月時、6か月時と12か月時における子どもと母親父親との睡眠と健康状態について、客観的/主観的指標、コホート間比較により総合的に明らかにする。

研究実績の概要

現在の長期にわたる深刻な少子化と核家族化の中にあって夫側の育休取得がなかなか進んでいない。そのような状況では、昼夜を問わない乳児の世話が必要な子育て期早期では、睡眠不足が借金のように積み重なりあらゆる不調が引き起こされる状態「睡眠負債」が生じている可能性が高い。そこで、社会支援の充実と堂維持へ移行して、どのようにうまく夫婦間で子どもの世話等を協働できるかを含む夜間睡眠の獲得と睡眠負債を減らせるかを明らかにすることと、それに基づいて子育て期の後の時期の男女のヘルスプロモーション方策を見出す研究である。
子育て期男女の睡眠と健康に対する縦断的実態調査(観察研究)を進めていたが、2020年度以降、新型コロナ感染症対策に応ずるために遅滞した。研究活動のキャッチアップを図るため、共同研究者と議論を頻繁にもち検討を進め、所属機関の人を対象とした研究倫理審査委員会を受審し、承認を得た(2022年3月)。
しかしながら、研究対象者が得られないことから研究活動の進行は芳しくなく、加えてコロナ禍を経て子育て期の家族を取り巻く状況が変化していることを踏まえた研究である必要性が考えられた。コロナ後に変化した現在の子育て期における男女の健康状態が正しく理解でき、それが良好あることの意義、近い将来には子育て期も良好な健康状態が実現するための方策を見出すことをねらう本研究の位置づけを据え直し、再度、研究内容・方法の再検討を加えて、年度内に完了するための研究活動を促進していくこととしている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

倫理委員会の承認を得て対象者の募集を開始したが、対象者が得られなかったため、再度研究期間の延長した。コロナ感染症を経験した子育て法や子育て支援環境の変更があり、それらに則した実現可能で研究計画に早急に見直し、本年度で完了するため研究活動促進方略をあわせて検討していく。

今後の研究の推進方策

研究期間の1年の延長を申請し、承認していただいた。この1年では、前半期には更なる研究対象者の確保を図り、研究計画を確実に実施でき完了できる方法かを見直し、倫理委員会に承認を得て鋭意、確実に進めていく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2024-12-25  

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