研究課題/領域番号 |
20K21739
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 純真学園大学 |
研究代表者 |
村井 孝子 純真学園大学, 看護学科, 准教授 (50733515)
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研究分担者 |
深沢 圭一郎 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (50377868)
鈴木 臣 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (60397479)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非接触 / 介護 / IoT / 自律 / AI |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、映像IoTと小型センサを活用することで、認知症の人を介護する介護者の見守りサポートシステムを開発する。具体的には、カメラ映像から微細な動きや色の変化を強調する処理を用いることで、呼吸や脈拍などの生体情報を遠隔地においてリアルタイムに検出するとともに、小型環境センサを用いて気温や照度、湿度など対象者の生活環境を把握することで、起床や睡眠、排泄、移動などの生活パターンをモニタでき、危険な環境(気温や湿度)、異常な状態(動いていない、徘徊等)をすばやく検知する。これらIoT機器を組み合わせたリモートかつリアルタイムな見守りシステムを用いることで、介護者の負担軽減を目指す。
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研究成果の概要 |
現在日本は先進国の中でも最も高い高齢化率であり,介護を受ける高齢者の増加により介護を行う側の負担が重くなってきている.この負担減の1つの案として,人が行う必要が無いところは情報技術を応用することが考えられる.そこで我々は,非接触環境センサとIoTを利用して,介護される人の生活環境情報取得やその予測,更には行動認識を行うシステムの開発を行っている.このシステムを実際にいくつかの介護施設に設置し,環境センサが取得したデータを数値解析することで,自律的にその環境に居る人がどのような行動を取っているかを認識でき,また,それらデータが今後どのような値を取るかの予測することが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非接触型の小型環境センサを用いて、対象者の生活環境を認識することで、起床、睡眠などの生活パターンをモニタでき、危険な環境状態(高温、多湿)や対象者の異常状態(動いていないなど通常とは異なる生活動作)を遠隔地においても迅速に検知することを実現する。これらを組み合わせたリモートかつリアルタイムなサポートシステムにより、見守りを行う介護者の負担を大きく軽減させることにつながる。
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