研究課題/領域番号 |
20K21763
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小野 悠介 熊本大学, 発生医学研究所, 独立准教授 (60601119)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 骨格筋 / ゲノム編集 / 筋幹細胞 / 筋再生 / 筋可塑性 / サテライト細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
筋可塑性や筋再生を制御する分子機構については不明な点が未だ多く残されており,研究の加速が望まれる。本研究計画では,筋可塑性・再生研究を加速させるために骨格筋を標的にした新たなゲノム編集技術の開発を行う。Cre依存性にCRISPR/Cas9システムを誘導できるR26-LSL-Cas9ノックインマウスを用いて、in vivoおよびin vitroにおけるgRNA導入方法の確立とゲノム編集の効率を評価する。
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研究成果の概要 |
筋幹細胞特異的にCas9を発現誘導するPax7-IRES-CreER/+;Rosa26-LSL-Cas9マウスを作出した。また,筋線維特異的にCas9を発現するMlcCre/+; Rosa26-LSL-Cas9マウスを作出した。初代培養細胞を用いて,エレクトロポレーション法およびリポフェクション法によりgRNAの導入条件を検討した。リポフェクション法と比較し、エレクトロポレーション法によるgRNA導入率は高く,十分なゲノム編集効率を確認した。また,複数のgRNA導入によるノックアウト効率の改善も確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋の可塑性や再生を制御する分子機構については不明な点が多く,研究分野を加速する技術開発が望まれている。今回検討したゲノム編集技術を,今後さらに効率を改善することで,単一遺伝子のみならず複数遺伝子の同時欠損や遺伝子発現調節領域の編集も可能となり,当該分野を加速する強力なツールになる。
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