研究課題/領域番号 |
20K21780
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
佐藤 亜希子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合生理学研究部, 副部長 (80800979)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 脳 / 老化 / トランスクリプトーム / 視床下部 / 老化制御因子 / 微小核酸 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題は、老化に伴い、脳内では新規因子が生成され、積極的に脳の機能を維持しようとする制御系があるのではないかと考え、関与する新規因子を介した分子機序を明らかにすることを目的としている。そこでまず、若齢と老齢マウス脳を用いて網羅的に遺伝子発現量の変化を解析する。また、得られた候補遺伝子の老化に伴う睡眠障害への効果を検討することで、健康寿命に繋がる因子であるか、について検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、老化に伴い、脳内では新規因子が生成され、積極的に視床下部の機能を維持しようとする機序があるという可能経緯を検証するために、若齢マウスと比較し老齢マウスの視床下部背内側核で顕著に発現量が増加する遺伝子群の分類と候補遺伝子の選定を行った。候補遺伝子の発現変化を比較し、脳領域特異的な変化と脳全体で変化が認められる群に分類し、神経細胞培養系において細胞生存率に影響を及ぼしうる遺伝子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化寿命制御における脳の重要性が注目される中、老化過程において脳神経細胞の機能を積極的に維持するために新たに産生されその機能を発揮する分子を見出したことは、老化メカニズムの理解を深める上で役に立つ。また、将来的な老化への介入の糸口ともなる成果である。
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