研究課題/領域番号 |
20K21790
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
増原 英彦 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (40280937)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | ライブプログラミング / 多言語環境 / 開発環境 / データ構造可視化 / デバッガ / ブロック型プログラミング / プログラム設計レシピ / 言語実現フレームワーク / Truffle / Graal / Kanon / 可視化 / プログラム可視化 / 言語サーバ規約 / メタ言語フレームワーク |
研究開始時の研究の概要 |
近年注目を集めているライブプログラミングを、様々なプログラミング言語と様々なソフトウェア開発環境で利用可能にするための言語処理系の構築手法を確立させる。このためには言語実行時系内部において可視化のための情報抽出と再実行制御、また可視化機能と開発環境との連携が必要となる。これらの機能をプログラミング言語と開発環境に依存せずに実現するための方式としてTruffle/Graalに基づく抽出機構と言語サーバ規約による開発環境の分離方式を提案し、実際の処理系を構築して有効性を実証する。
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研究成果の概要 |
ライブプログラミング環境の実用化につながるいくつかの方法を提案した。主要な成果は次の通りである。(1)ライブプログラミング環境の多言語化と効率化を達成するために、メタ言語フレームワークを用いた実現方法を提案した。(2)Kanonライブプログラミング環境における可視化機能の高度化で、要素数の多いデータ構造をプログラマにとって意味のある配置ができるアルゴリズムの提案を行った。 この他に、(1)コードの閲覧履歴と閲覧者のメモを記録する環境(2)コーディング以前のプログラム設計をブロック型開発環境で支援する環境について、それぞれ初期提案を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数の国際会議においてライブプログラミングを中心とした話題を扱うワークショップが継続して開催されているように、この分野に対する注目度は依然として高い。そのような中で、実用性を高める研究の重要性を訴え、実際にいくつかの論文として技術を示すことができたことは学術的に意義があると考える。またこの分野では学術的な会議の成果をより実用的な文脈で応用する気運も高いため、今後は社会的な影響を与える可能性も充分にあると考える。
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