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広域エアロゾル粒子維持機構の鍵となる核生成・遅い成長過程の検出法の探索

研究課題

研究課題/領域番号 20K21848
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
研究機関東京都立大学

研究代表者

竹川 暢之  東京都立大学, 理学研究科, 教授 (00324369)

研究分担者 飯田 健次郎  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (50540407)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワードエアロゾル / 新粒子生成 / 核生成 / 雲凝結核 / 粒子帯電率
研究開始時の研究の概要

大気エアロゾル粒子は、雲凝結核 (CCN) として作用することで雲量・降水量を変化させ、放射収支に影響を与える。CCN数濃度を決める要因として気体分子からの新粒子生成が鍵となる。本研究では、粒子の数濃度・帯電率の測定と理論モデルを組み合わせることで、見かけ上は新粒子生成と認識されない遅い成長過程を捉えることを目指す。本研究は大気エアロゾルの根源的な課題に取り組むものであり、気候変動予測の不確実性低減へつながると期待される。

研究成果の概要

大気エアロゾル粒子は雲凝結核 (CCN) として作用することで大気の放射収支に影響を与える。CCN数濃度を決める要因として気体分子からの新粒子生成が鍵となる。本研究では、新粒子生成の新しい検出法およびデータ解析法の開発に取り組んだ。超微小凝縮粒子カウンタと凝縮粒子カウンタの性能評価、および粒子径増幅型粒子カウンタと粒子帯電率測定装置の開発を行い、茨城県つくば市において大気観測を実施した。粒子数濃度と帯電率のデータから、本研究で主たる対象とした核生成・遅い粒子成長過程を示唆する結果を得るとともに、イオン誘発核生成の兆候を捉えることにも成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新粒子生成がエアロゾル粒子数へ及ぼす影響を明らかにすることは、大気エアロゾルにおける根源的な課題であり、気候変動予測の不確実性低減につながるものである。従来の測定法・解析法では、粒子成長が広域でゆっくり進行する場合には新粒子生成とは認識されないが、広域エアロゾル粒子を維持する機構として鍵となる可能性がある。本研究において上記現象の検出法の初期開発に成功したことは、今後の研究につながる重要な成果である。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2023-01-30  

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