研究課題/領域番号 |
20K21878
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
千葉 明人 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (30435789)
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研究分担者 |
坂本 高秀 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (70392727)
呂 国偉 会津大学, コンピュータ理工学部, 上級准教授 (30599709)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 光干渉断層像 / 光コヒーレンストモグラフィ / 高速波長掃引 |
研究開始時の研究の概要 |
周波数走査光干渉断層計は黄斑疾患や緑内障をはじめとする網膜疾患の診断ツールとして不可欠となっているが、断層画像取得における高速化・高精細化は未だに強く望まれている。本研究ではこの実現の鍵となる光源の波長掃引レート(単位時間当たりの掃引回数)増大に向けて、光源の波長選択のしかたに立脚した独自手法を提案し、その検討を行う。
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研究実績の概要 |
周波数走査光干渉断層計は黄斑疾患や緑内障をはじめとする網膜疾患の診断ツールとして不可欠となっているが、断層画像取得における高速化・高精細化は未だに強く望まれている。本研究はこの実現の鍵となる光源の波長掃引レート(単位時間当たりの掃引回数)増大に向けて、光源の波長選択のしかたに立脚した独自手法を提案しその検討を行うものである。今年度は、昨年度に引き続き光学素子やRF部品などをはじめとする構成要素の準備を進め、提案手法の動作を実現するにあたって最適とみられるパラメータの光学素子とともに実験系の構築を進めた。また対照実験の実施を想定して、従来手法を具現化する際の構成要素となる素子の準備も、昨年度から継続して進めた。しかしながらメーカの再編に伴う当該製品の販売終了などにより、所望の製品の手配が困難な状態が昨年度と同様に続いた。更に素子の駆動に適する仕様を有する装置の準備も難航し、非線形性補償なども含む動作の実現にあたっての壁となり提案手法のパフォーマンスの実証も滞った。この点を解決するためには非線形性の把握に加えその結果を踏まえた駆動系の準備が必要となり、設計や試作に相応の時間を要するとみられるものの当初の計画では想定外の点でもあった。しかしながら本研究課題で提案する手法が潜在的に有するとみられる優位性が失われたとまでは言い難いものと考えられる。本研究課題の研究期間は今年度が最終年度となるが、この点に注力して提案手法の原理実証に向けた検討を継続し有用性など新たな知見の探求に繋げたいと考えている。
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