研究課題/領域番号 |
20K21889
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪歯科大学 (2021-2022) 京都大学 (2020) |
研究代表者 |
城 潤一郎 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (60511243)
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研究分担者 |
田畑 泰彦 京都大学, 医生物学研究所, 教授 (50211371)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | イメージング / 体内幹細胞 / 組織工学 / モレキュラービーコン / 足場材料 / 3次元組織 / 細胞標識 / ナノ粒子 / プローブ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、バイオマテリアルを用いて細胞の動態をコントロールする組織工学的アプローチを駆使して、体内幹細胞を体内で標識しイメージングするシステム(体内幹細胞イメージングシステム)の開発を目指す。①体内幹細胞を動員する技術、②動員された幹細胞を特異的に可視化するプローブを作製する技術、および③動員された体内幹細胞へプローブを標識する技術を並行して開発し、有機的に融合することで、本研究の目的を達成する。
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研究成果の概要 |
体外でプローブを細胞内導入する細胞標識法は、体外から細胞を移植する再生医療を非侵襲的に評価(イメージング)する方法としては有効である。しかしながら、体内にある再生能力の高い幹細胞(体内幹細胞)を利用する再生医療のイメージングには適用できない。本研究では、体内幹細胞動員システム、動員幹細胞可視化プローブ、および幹細胞の体内標識システムを組み合わせることによって、体内幹細胞を体内で標識しイメージングするシステム(体内幹細胞イメージングシステム)を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体内幹細胞イメージングシステムは、再生医療の1つのアプローチである体内再生誘導に対するイメージング技術となり、戦略的な再生医療創出に貢献できる。一方、組織再生は、複数種の細胞と細胞周辺環境との相互作用が織りなす複雑な現象である。この点で、体内幹細胞イメージングシステムは、組織再生を理解するための基盤ともなり得る。したがって、本研究で開発した体内幹細胞イメージングシステムは、組織再生学術の体系を大きく変革する可能性を秘めている。
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