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光誘導RNA導入法を応用した骨再生のための新規ドラッグデリバリーシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K21895
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

江國 大輔  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (70346443)

研究分担者 森田 学  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40157904)
福原 瑶子 (内田瑶子)  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (60779742)
片岡 広太  岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (80744185)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードマイクロRNA / 歯周病 / 骨再生
研究開始時の研究の概要

近年注目されているマイクロRNAは、全ての生命現象に関わる遺伝情報を制御する。そこで、将来の歯周病治療への応用を目指すために、本研究の目的は、実験光増感剤を付加した光応答性マイクロRNAキャリア蛋白質を使用して、細胞内にマイクロRNAを導入して、培養細胞に対する影響を調べることとする。破骨活性と増骨活性に関与するマイクロRNAをターゲットとする。作製したキャリアの細胞内移行の条件設定を行う。次に、骨芽細胞による増骨活性の確認と破骨細胞による破骨活性の確認を行う。生体組織透過性が高く、生体内の局所を狙って照射することを想定して、近赤外光を用いた系を用いる。

研究成果の概要

本研究の目的は、光誘導RNA導入法を用いて、マイクロRNA(miRNA)による培養細胞(骨芽細胞)に対する影響を調べることとした。RNAキャリアを形質転換した大腸菌で作製した。光増感剤で修飾したキャリアタンパク質を付与したマイクロRNA(miRNA)(miR-29a-3p、miR-21a-5p)(Precursorタイプ)を骨芽細胞(MC3T3 E-1)に導入した。まず、細胞質内へ移行したことを顕微鏡下で観察した。次に、1週間後のアルカリフォスファターゼ活性を調べて、コントロールよりも増大していることが確認された。また、細胞の生存率を調べた結果、導入による有意な低下は認められなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯を支える骨(歯槽骨)までもが吸収する「歯周炎」に進行すると、生活の質の低下やフレイル(虚弱)を引き起こす。よって、歯槽骨の吸収を制御することは歯周病の予防および治療にとって非常に重要である。
近年注目されているマイクロRNA(miRNA)は、全ての生命現象に関わる遺伝情報を制御する。したがって、適切なmiRNAを細胞内に導入することで病気の治療などに大きく役立つと考えられる。本研究成果から、近年開発された光誘導RNA導入法を用いて、マウスの骨芽細胞における増骨活性を誘導できた。この光誘導RNA導入法は疾患部位だけに薬としてのmiRNAを運ぶ方法として応用できる可能性があり、社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 可視光照射によるmiRNAの骨芽細胞への導入2022

    • 著者名/発表者名
      江國大輔,福原瑶子,森田 学
    • 学会等名
      近畿・中国・四国口腔衛生学会 第33回総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2024-01-30  

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