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リポソームと好塩基球を融合したハイブリッド分泌系の構築と細胞治療・DDSへの展開

研究課題

研究課題/領域番号 20K21906
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

平嶋 尚英  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (10192296)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワード分泌細胞 / 巨大リポソーム / 人工細胞 / 細胞治療 / DDS
研究開始時の研究の概要

好塩基球とよばれる免疫系の分泌細胞は、細胞内に分泌小胞と呼ばれる小胞があり、内部に生理活性物質を内包している。この細胞は細胞表面の抗体を介して細胞外の標的を特異的に認識し、それによって誘導される細胞内のCa濃度上昇により小胞内の内容物を分泌する。我々は、細胞サイズの人工細胞(巨大リポソーム)に微小なリポソームを内包させ、リポソーム内のCa濃度上昇により小胞内容物を分泌する人工分泌細胞を開発した。本研究では、好塩基球と人工分泌細胞を融合させ、人工細胞に標的認識能と細胞内Ca濃度上昇能を獲得させ、ターゲットの特異的認識によって微小リポソームの内容物を分泌するハイブリッド型人工分泌細胞を構築する。

研究成果の概要

申請者はこれまで、リポソームを基盤としたDDSの構築を目指して、細胞サイズの巨大リポソームに微小リポソームを内包させた人工のエクソサイトーシス(開口放出)系の構築を行ってきた。一方、抗体を介して標的依存的にエクソサイトーシスによる分泌を行う好塩基球に、新たに遺伝子を導入して細胞を改変し、極めて高い標的特異性をもった標的細胞治療系やDDSに展開する試みを行ってきた。本研究では、これまでの研究成果を融合させ、すなわち、人工細胞と実在の分泌細胞を融合させ、両者の長所を生かしたハイブリッドの型の分泌系の開発とその応用研究を行い、全く新しいタイプの細胞治療・ドラッグデリバリーシステムを構築する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

全く新しい細胞治療およびDDSの観点からは、細胞サイズの巨大リポソームを基盤とした人工分泌細胞と生きた実在の分泌細胞の長所を生かした、ターゲット特異的分泌を行うハイブリッド分泌系の構築であること。
生物と非生物という観点からは、細胞サイズのリポソームと生細胞を融合させたハイブリッド系を、どこまで生細胞の性質と機能を保持して生存できるか、について挑戦することであり、その意義は応用面からも基礎研究の面からも極めて大きいと考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 名古屋市立大学大学院薬学研究科 生体超分子システム解析学分野

    • URL

      http://http://www.phar.nagoya-cu.ac.jp/hp/ybu/HP/index/

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] 名古屋市立大学大学院薬学研究科 生体超分子システム解析学分野

    • URL

      http://www.phar.nagoya-cu.ac.jp/hp/ybu/HP/index/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2024-01-30  

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