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PLA樹脂と漆を組み合わせた新しい彫刻表現の研究 ー3Dプリントと乾漆の融合ー

研究課題

研究課題/領域番号 20K21926
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0101:思想、芸術およびその関連分野
研究機関東京藝術大学

研究代表者

加藤 大介  東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (90887225)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード彫刻 / デジタルスカルプト / 3Dプリント / PLA樹脂 / 乾漆 / 3Dプリンター / デジタル彫刻 / 3Dプリンター / 彫刻表現
研究開始時の研究の概要

PLA樹脂と乾漆の技法を組み合わせた、新しい彫刻表現の可能性について研究を行う。デジタル彫刻をPLA樹脂にて3Dプリントし、そこに乾漆の持つ優れた耐久性を組み合わせることで、PC上で作られた彫刻を乾漆彫刻と同等の強度で実体化させることを目的とする。
また、植物を原材料とするPLA樹脂と漆は、石油を原材料とする樹脂に比べて環境に与える負荷が少ない。両素材を彫刻制作の主たる素材とすることで、制作活動全体でのCO2排出量を減少させる効果が期待できる。

研究成果の概要

本研究は、3DプリントしたPLA樹脂に乾漆の持つ優れた耐久性を組み合わせることで、デジタル原型を乾漆彫刻と同等の強度で実体化させることを目的とするものである。
大小様々なサイズで出力したデジタル彫刻を2通りの方法で乾漆像に置き換え、それらが耐候性、耐衝撃性共に十分な強度を有していることを実験により証明した。これによって、本研究にて提唱する技法が、一般的な彫刻制作において十分採用に足る技法であることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、3DプリントしたPLA樹脂に乾漆の持つ優れた耐久性を組み合わせることで、デジタル原型を乾漆彫刻と同等の強度で実体化させることに成功した。
植物を原材料とするPLA樹脂と漆は、石油を原材料とする樹脂に比べて環境に与える負荷が少ないという特徴を持つ。両素材を彫刻制作の主たる素材とすることに成功したことで、制作過程で排出される廃棄物や、制作活動全体でのCO2排出量を減少させることが可能となった。この点において、本研究は芸術活動の持続可能性に大きく寄与したと言える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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