研究課題/領域番号 |
20K21993
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0102:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
長縄 祐弥 拓殖大学, 外国語学部, 助教 (70880508)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スペイン語 / 前置詞 / 意味論 / スペイン語学 / 多義 / 認知言語学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「手段」の意味を有するスペイン語の前置詞をとりあげ、その前置詞の後に置かれる名詞句にどのような特徴が見られるか考察をおこなうことで、それぞれの前置詞の意味範囲を明確にする. さらに、日本語の助詞「で」が「手段」の意味を表すとき、その「で」に対応するスペイン語の前置詞は何であるのか、対照研究をおこなう.これをもとに、日本語からスペイン語への翻訳あるいはスペイン語作文をする際に、感覚的ではなく論理的に適切な前置詞を選択できるような説明をおこなえる資料あるいは教材を作成する.
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研究成果の概要 |
本研究では、スペイン語の前置詞が有するさまざまな意味のうち、手段の意味に焦点をあて、この意味を一部に有する前置詞であるa, de, en, con, porをとりあげ、その使い分けに関する考察をおこなった.加えて、それぞれの前置詞が有する手段の意味と空間的意味の関係性を観察することで、手段の意味を有する前置詞が多岐に渡る理由を明らかにした.本研究の成果については、学会および研究会において研究発表をおこなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前置詞のあるひとつの意味に着目すると、さまざまな前置詞がその意味を有していることが多い.同じ意味であるという理由で、どの前置詞を使えるということはなく、その使い分けに何らかの規則が見いださせる.本研究では、前置詞の後に続く語句に注目し、その規則を明らかにした.さらに分析対象とした前置詞が有する空間的意味にも着目し、この空間的意味の差異が手段のニュアンスの差異をもたらすことを主張した.
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