研究課題/領域番号 |
20K22048
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0105:法学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 啓 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (40770219)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 国際法 / ソブリン債 / 紛争処理 / 債務再編 / 金融危機 / デフォルト / 国際法学 |
研究開始時の研究の概要 |
グローバル金融危機は、民間企業の経営破綻のみならず主権国家の対外債務(ソブリン債務)の不履行をも引き起こす。それは、金融市場を大きく混乱させるのみならず、債権者による債権回収の試みを招き、債務国による経済再建を阻害する。そこで、事後処理方法である「ソブリン債務再編」のメカニズムを構築することが急務である。本研究では、ソブリン債務再編に関する国際法秩序構想についての理論的な方向性を提示し、その現実適合性を実証することを通じて事態の打開を試みる。
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研究成果の概要 |
本研究では、不幸にも国家による債務不履行が発生した場合に債務国によって採られるソブリン債務再編が、一部債権者の「抜け駆け訴訟」によって崩壊に追い込まれるリスクをいかにして最小化し得るかという事後的対処の問題を検討し、債務再編過程(契約再交渉プロセス)と、債権回収手段として訴訟・仲裁との関係に焦点を当てて、検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル金融危機は、民間企業の経営破綻のみならず主権国家の対外債務(ソブリン債務)の不履行をも引き起こす。それは、金融市場を大きく混乱させるのみならず、債権者による債権回収の試みを招き、債務国による経済再建を阻害する。そこで、事後処理方法である「ソブリン債務再編」のメカニズムを構築することが急務である。本研究では、ソブリン債務再編に関する国際法秩序構想についての理論的な方向性を提示し、その現実適合性を実証することを通じて事態の打開を試みた。
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