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リーガル・リアリズムの再定位:法学と経済学の横断運動として

研究課題

研究課題/領域番号 20K22070
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0105:法学およびその関連分野
研究機関立命館大学

研究代表者

菊地 諒  立命館大学, 法学部, 准教授 (50828754)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード法思想史 / 経済思想史 / リーガル・リアリズム / 制度学派 / 法と経済学
研究開始時の研究の概要

本研究は、アメリカ法思想史におけるリーガル・リアリズム(以下LR)を主たる対象として、その位置づけを捉え直す試みである。
LRは、「法を道具として把握する」という構想を採用した。一方、同時期の経済思想である制度学派は、経済活動へ介入するための道具として法を提案した。
本研究の目的は、LRの「法を道具として把握する」という構想に注目し、経済思想との間の影響関係を解明することで、LRを学際的な運動として再定位することである。

研究成果の概要

本研究は、法思想としてのリーガル・リアリズムと、経済思想としての制度学派とが、相互に一定の影響を与えつつ連携しており、この学際的な連携は、アメリカにおける法学と経済学の関係史の一部として位置づけることができるということを明らかにした。さらに、その影響関係を定量的に分析することで、リーガル・リアリズムに属する法学者の具体的な主張のレベルにおいて、上記の学際性が志向されていたことを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、リーガル・リアリズムを法学と経済学との学際的・水平的な分野横断運動として再定位することで、内在的な契機としての形式主義批判を重視する従来の歴史的・垂直的な理解を克服するとともに、法学と経済学の関係史というフレームワークを採用することによって、リーガル・リアリズムにおける学際的な連携と、現代の「法と経済学」研究との接続を可能にした点で、リーガル・リアリズムに対する法思想史上の評価を更新した。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 実践としてのリーガル・リアリズム : ハーマン・オリファントの議論を手がかりに2021

    • 著者名/発表者名
      菊地 諒
    • 雑誌名

      立命館法学

      巻: 398 ページ: 1-52

    • DOI

      10.34382/00015885

    • NAID

      120007182840

    • ISSN
      2434-1975
    • URL

      https://ritsumei.repo.nii.ac.jp/records/15916

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] リーガル・リアリズムの辺境を歩く――ビンガム、ムーア、オリファント――2022

    • 著者名/発表者名
      菊地 諒
    • 学会等名
      法理学研究会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 法と経済学の思想史――19世紀から20世紀にかけて――2021

    • 著者名/発表者名
      菊地 諒
    • 学会等名
      法と経済学会・2021年度(第19回)全国大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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