研究課題/領域番号 |
20K22109
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
石井 北斗 中京大学, 総合政策学部, 助教(テニュア) (00880006)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | イールドカーブ / 金利期間構造 / 外国為替レート / 国際金融 / 金利の期間構造 / 金利平価 |
研究開始時の研究の概要 |
国際金融市場の分析において、各金融市場を多角的に分析することが求められる。最新の研究では、外国為替レートの変動を説明するために金利の期間構造(イールドカーブ)が有している情報を利用する研究が行われている。 本研究の目的は、将来の外国為替レートの説明を行うモデルを構築するために二国間のイールドカーブの形状に関する潜在変数を推定する際の計算負荷を削減し、二国間のそれぞれの潜在変数が外国為替レートに与えている影響を個別に識別することのできるモデルを構築することである。
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研究成果の概要 |
本研究では、二国のイールドカーブと外国為替レートの変動との関係について分析している。本研究の方法論にもとづいて二国のイールドカーブから抽出したファクターが、先行研究(Chen and Tsang, 2013; Wellmann and Truck, 2018)と同様に外国為替レートの変動を説明するうえで有用であることが明らかになった。 特に、代替的な方法で抽出した相対的イールドカーブ・ファクターのうち相対的水準ファクターと相対的傾きファクターが、円ドルレートの変動に対して説明力を有することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではイールドカーブと外国為替レートの関係について定量的な分析結果を示しており、その研究の枠組みの中でこれまでの先行研究に内在していた課題を解決している。 また、本研究内容は学術的な観点からイールドカーブと外国為替レートの関係について分析しているのみならず、政策立案等の実務的な観点からイールドカーブの変動が外国為替レートにどのような影響を与えるかについて分析するための枠組みを提示している。
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