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企業買収後の組織再編能力の獲得と発展

研究課題

研究課題/領域番号 20K22111
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関近畿大学

研究代表者

中村 文亮  近畿大学, 経営学部, 講師 (50879731)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード企業買収 / 再構築 / 日本企業 / 組織学習 / 経営学 / 経営戦略 / M&A / 組織再構成 / 買収の成果 / 買収後の組織統合
研究開始時の研究の概要

近年、買収が企業の成長戦略にとって重要な手段となりつつあるが、その多くの取引で期待された成果の創出ができていないことが知られている。本研究の目的は、買収企業による過去の買収、売却、ジョイント・ベンチャーおよびアライアンスなどの活動領域改革の経験が、買収成果にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることである。本研究を通じて、買収を成功に導くために必要な企業の学習や経験を特定し、提示する。

研究成果の概要

本研究の主な成果は、企業の組織再構築(reconfiguration)の経験が買収成果を高める関係にあることを明らかにした点である。買収は、多くの企業にとって持続的な成長を可能にするための重要な戦略的手段であるが、その成功要因は未だ十分に理解されていない。この課題に対して、本研究では、買収の成功確率を高める企業の経験要因を探索し、買収前の事業部門の新設、分割、結合、再配置、廃止、および売却を伴う一連の組織再構築の実施が買収成果を高めることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、自社内の再構築経験が与える買収への正の影響とその境界条件を明らかにした点である。買収と組織学習の先行研究では、買収成果を高める組織経験として、買収自体、提携、ジョイントベンチャー(JV)や売却などの他社と関わる取引行為に注目されてきた。本研究では、買収を管理して価値を生み出す能力は自社内での変革経験によっても獲得されることが示唆された。このような発見は、日本企業の買収の成功確率を高め、競争力の向上に貢献することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 被買収企業における人々のイノベーティブ行動の規定要因:業績期待と自己イメージ期待の役割2022

    • 著者名/発表者名
      中村文亮
    • 雑誌名

      経営哲学

      巻: -

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 企業の再構築経験が買収成果に与える影響2022

    • 著者名/発表者名
      中村文亮
    • 学会等名
      組織学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 日本企業のM&Aの特徴と課題~クロスボーダーM&A成功に向けた示唆~2021

    • 著者名/発表者名
      中村文亮
    • 学会等名
      多国籍企業学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 被買収企業の人々のイノベーティブ行動に関する実証研究2021

    • 著者名/発表者名
      中村文亮
    • 学会等名
      経営哲学学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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