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親子関係に血縁がある/ないことがもたらす効果に対する人びとの意識について

研究課題

研究課題/領域番号 20K22147
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関東京都立大学

研究代表者

久保原 大  東京都立大学, 人文科学研究科, 博士研究員 (80881078)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード血縁意識 / 親子関係 / 血縁/非血縁 / 血縁 / 非血縁
研究開始時の研究の概要

本研究は,ステップファミリー,特別養子縁組,第三者がかかわる生殖補助医療,近年増加している非血縁親子関係における不和,虐待や真実告知など,親子の血縁をめぐる問題をこれまで見落とされていた血縁意識という視点から分析することにより,問題解決のための対応策を検討する.そのために,人びとが親子関係に血縁がある/ないということにどのような意味づけをしているかを,アンケート調査により分析し,問題の原因となる要素を探る.

研究成果の概要

本研究では,親子の血縁をめぐる問題への対応策を検討するために,人びとが親子関係における血縁にどのような意識を持っているかを,アンケート調査の結果から検討した.その結果,親子関係には,愛情,信頼,絆が期待されているが,それらが血縁によるものであると考えると親子関係における血縁を「非常に重要である」という意識をもたらし,愛情,信頼,絆と血縁は関係ないと考えると親子関係における血縁が「まったく重要でない」という意識をもたらすことが明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

親子の血縁をめぐる問題のひとつである非血縁パートナーからの虐待について,これまで検証されることがなかった血縁意識という視点から検討したことにより,ステップファミリー,特別養子縁組,第三者がかかわる生殖補助医療などにおける,血縁をめぐる問題への新たな認識の枠組みの提示することができたことは,学術的意義があるといえる.
また,判例から血縁がないことだけでなく,血縁があることが虐待の要因となることが明らかとなり,血縁意識からも虐待を検証することの必要性を提示したことは,血縁意識が要因となる虐待を減らす可能性という面で社会的意義があるだろう.

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 血縁意識を構築する因子についての一考察2022

    • 著者名/発表者名
      久保原大
    • 雑誌名

      人文学報

      巻: 518-1 ページ: 107-124

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 子ども虐待と非血縁パートナー―血縁意識に着目して―2021

    • 著者名/発表者名
      久保原大
    • 学会等名
      福祉社会学会第19回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 親子と血縁―人びとの血縁意識とは―2021

    • 著者名/発表者名
      久保原大
    • 学会等名
      日本家族社会学会第31回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 子ども虐待と非血縁パートナーー血縁意識に着目してー2021

    • 著者名/発表者名
      久保原 大
    • 学会等名
      第19回福祉社会学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 親子と血縁ー人びとの血縁意識とはー2021

    • 著者名/発表者名
      久保原 大
    • 学会等名
      第31回日本家族社会学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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