研究課題/領域番号 |
20K22154
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0108:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 龍谷大学短期大学部 (2022-2023) 同志社大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
遅 力榕 龍谷大学短期大学部, その他部局等, 講師 (40876819)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ボランティア / 参加支援 / 動機づけ / 中間支援組織 / 国際比較 / 参加の動機づけ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,これまでに多く強調されてきたボランティアの自発性を探求することよりも,自発性の形成に至るまでの社会的,環境的要因,つまり外部からの動機づけの有効性の解明を目指している.そのため、本研究は、ボランティア活動の土壌がないと言われる日本と中国のボランティア参加の活性化に向け,中間支援組織による教育・学習の場,機会,仕掛けを含む外発的動機づけに注目し,ボランティア参加をいかに効果的に促すことができるのか,また,現在実行されている推進方策は適切かどうか,を検討する日中比較研究である.
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研究実績の概要 |
本研究は,従来の研究において賛否両論である外発的動機づけの有効性を見極めるため,中間支援組織による外発的動機づけとそれによって生み出されるボランティア活動への理解,参加度等の違いを検討する日中比較研究である.研究目的を達成するため,3つの研究課題を設定している. ①:ボランティアの動機づけという理論的概念を明確化すること.②:中間支援組織は参加者に対して外部からどのように動機づけているのかを明らかにする こと.③:①・②の結果を考察・評価し,日中両国の比較を試み,中間支援組織による外発的動機づけの有効性と注意点を提示すること. 2023年度は,ボランティア・市民活動を推進する中間支援組織の現状と課題を把握するためヒアリング調査実施した.中国調査では,広州市ボランティア協会,ソーシャルワーカーとボランティア合作促進会,青年ボランティア協会の担当者,大連市の行政機関に対してヒアリング調査を行った。コロナ禍におけるボランティア体験を通して,多くの市民が公共問題の解決に関心を持つようになったことが明らかになった。支援組織の専門性の高まりとともに,直面する課題の変化も確認できた。草の根のボランティア団体の育成にとどまらず,ボランティア・市民活動の健全な発展を促進するためには,中間支援組織の機能発揮が期待されている.日本調査に関して,大阪府内の2つの中間支援組織の担当者に対するヒアリング調査も実施した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染症問題の影響を受け,調査は計画通りに実施できなかった.
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今後の研究の推進方策 |
まず,日本調査および中国調査から得られたデータを分析し,その結果を基に論文執筆に集中する.そして,2023年度に実施できなかった上海市の調査については,できれば中国現地に訪問し,組織の雰囲気を確認しながら調査を行う予定である.本来は2023年度で研究をまとめ上げる予定であったが,次年度も視野に入れつつ,進行状況を調整しながら,研究成果の発表につなげていきたいと考える.
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