研究課題/領域番号 |
20K22178
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
中山 慎也 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (10870892)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 科学系博物館 / 理科教育 / 映像教材 / 学習支援 / かはくVR / デジタル教科書 / 防災教育 |
研究開始時の研究の概要 |
小中学校の理科において,デジタル教科書や映像教材を用いた(実体験の無い)授業の場合,その教育効果はどこに現れるのか,例えば,生命領域での「実感を伴った理解」に映像教材が貢献できるのかを検証する。 東北地方に大きな影響を与えた気象災害(防災・減災)や放射線を含むエネルギー領域などの単元の映像教材の開発へと進展させる。観察・実験の映像教材の開発や,それを用いたオンライン学習プログラムは,科学系博物館の理科免許状を持つ専門職員と連携して開発する。
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研究成果の概要 |
本研究は,科学系博物館と連携して観察・実験の各種の映像教材の作成と,それらを用いたオンライン学習プログラムの開発であった.国立科学博物館が,「かはくVR」というウェブコンテンツを2020年4月24日に配信開始した.2021年4月1日に大幅リニューアルされるに際し,研究代表者が雑誌論文で言及した点が,リニューアル内容の一部に反映されるに至った.小中学校の授業で「かはくVR」の活用を想定した場合,何をどのようにするとより効果的な学習となるのか検討を進め,中学生対象の模擬授業について雑誌論文として報告した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタル教科書や映像教材を用いた授業の場合,教育効果はどこに現れるのか明らかにすることをめざした.観察・実験の各種の映像教材の作成と,それらを用いたオンライン学習プログラムの開発を試みた.地球領域の単元「月や星の見え方」について,指導者用デジタル教科書を使用したクラス群と使用しないクラス群を分けて学習への取組み状況について検証を行なった.従来の紙媒体教科書の長所とデジタル教科書の特性によって得られる効果を組合わせた授業展開を行なうことの重要性を示すことができた. 国立科学博物館によって新たに作成されたウェブコンテンツ「かはくVR」を活用した中学生対象の授業を開発し,その授業実践の例を報告した.
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