研究課題/領域番号 |
20K22205
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
式部 絢子 北海道大学, 高等教育推進機構, 研究員 (00885486)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域日本語教育 / 多文化共生 / 地域活性化 / 外国人人材受け入れ / 日本語学習支援 / 自治体 / 外国人支援 / 地域 / 日本語支援 / 外国人人材 / ネットワーク / 国際交流 / ネットワーク形成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、北海道における外国人との多文化共生に関する各地域と研究機関内の取組の状況を把握し、取組モデルを作成することを目的とする。そのため以下の3つの調査を行う。 ① 質問紙調査:北海道各地域の多文化共生に向けた現状把握調査 ② 質問紙調査:北海道大学内の研究・実践の調査 ③ ヒアリング調査:ネットワーク形成構築を分析 ヒアリング調査では、①や先行研究で取組に特性がある地域や取組が活発である地域のステークホルダーを中心にどのようなネットワークを作って来たかを質的に分析する。①~③までの調査結果を集約し、地域の実情と併せた取組モデルを作成する。また、情報共有、横の連携を創発するwebサイトを作成する。
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研究成果の概要 |
本研究は、北海道における外国人との多文化共生に関する各地域の取組状況を把握し、取組モデルを作成することを目的に、道内の全自治体179か所と民間団体13か所に質問紙調査を実施した。回答数は93で、その内、多文化共生をキーワードとして活動を行っているのは、38か所だった。活動内容は異文化理解推進、日本語学習の提供から生活相談まで、多岐・細部に渡ることがわかった。そのため、モデルの作成は尚早と考え、今後の課題とした。また、活動の主体となる人材に職員はいないとの回答が顕著で、ボランティアベースで体制作りがなされていることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、地域における多文化共生のありようを、北海道という地理的に特徴ある地域の実際から捉え、地域ごとの特性を把握しつつ、地域、人口、産業別と特徴の類型化を試みることである。社会的意義は、調査過程で創出されたネットワークである。今回の調査を冊子にまとめ、全自治体に還元し、さらに「第1回地域日本語教育シンポジウム」で発表したたことで、広く共有できたことである。自治体間や団体、実践者等とつながったり、現状や課題を寄せてくれたりと、関係構築ができたことである。
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