研究課題/領域番号 |
20K22228
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
西口 啓太 関西学院大学, ライティングセンター, 准教授 (40885828)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 学習支援組織 / ライティングセンター / 研修制度 / 教育プログラム / 学習支援者 / アカデミック・ライティング / 人材育成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本の大学におけるライティングセンターの人材育成に関して、専門性および職能を高める養成、カリキュラム、研修制度を明らかにし、その開発に向けた知見の導出を試みるものである。そのために、正課内外の人材養成および教育プログラム、研修制度に着目し、①日本の大学におけるライティングセンターの実態および人材育成に関する調査・検討、②大学院科目等における人材養成を目指した教育プログラムおよび研修制度の評価・検証を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究は、ライティングセンターにおける学習支援者を育成するための教育・研修プログラムの開発に向けて、専門性および職能を高める養成、カリキュラム、研修制度について検討するものである。そのために、日本の四年制大学におけるライティングセンターの実態調査、教育・研修プログラムに関する文献調査と分析、正課内認定科目の教育効果の検証をおこなった。その結果、日本のライティングセンターの実態と特徴が明らかになり、教育プログラムおよび研修制度の設計や教材の開発に向けた示唆が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高等教育において、学びの質保証のための学習支援として、書く力の育成を支援するライティングセンターが設置されるようになった。その理念である「よりよい書き手の育成」のためには、支援を担うスタッフの力量を形成する教育・研修が不可欠である。しかし、体系的な研修制度の構築や教育機会の提供に課題を抱える大学は多い。本研究の成果は、日本の実態調査に加えて、ライティングセンター研究の先進国である米国の事例分析を通じて学習支援者の専門性開発について理論的検討をおこなったことである。これにより、高等教育における学習支援の普遍的意義と課題の一端が明らかになると考えられる。
|