研究課題/領域番号 |
20K22244
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
吉井 貴寿 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (90710640)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 総合的な探究の時間 / 算数・数学教育 / 探究活動 / SSH事業 / 理数探究 |
研究開始時の研究の概要 |
高等学校における教育活動は大きく「各教科の指導」・「総合的な探究の時間」・「特別活動」の三つから構成されており,これらが相互に影響を与え合いながら学びが深まることで,人格の完成や資質・能力の育成といった教育の目的や目標が達成される。本研究では,まず総合的な探究活動で育まれる資質・能力について整理する。その上で,それらの資質・能力が数学(教科)の学習にどのように作用するかを,指導実践とその分析を通じて明らかにしていく。
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研究成果の概要 |
高等学校における教育活動は大きく「各教科の指導」・「総合的な探究の時間」・「特別活動」の三つから構成されている。これらが相互に影響を与え合いながら学びが深まることで,人格の完成や資質・能力の育成といった教育の目的や目標が達成される。 本研究では,「総合的な探究の時間」で育まれた資質・能力をいかして「数学の学習・指導」を行うことについて研究し,複数の指導実践事例を提示した。また,その結果を考察することで,このような指導方法を取り入れることが近年目指されているような数学の授業改善に繋がることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2022年度より高等学校では新たな学習指導要領に基づいた教育が実施され,総合的な探究の時間が全ての学校で行われるようになっている。これに伴い,多くの学校では探究的な学びをどのように展開するか,そしてその学びをどのように他の教育活動と結びつけ,より優れた教育効果を得るかということが課題となっている。 本研究の成果は,総合的な探究の時間と教科(数学)を結び付けた指導の具体的な事例を提供し,その教育効果を示している。これは多くの高等学校が直面している上記のような課題を解決するための指針となるものである。
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