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自閉スペクトラム症児が日常生活で表出する表情:表情の形態的特徴と表出状況の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K22278
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関松山東雲女子大学

研究代表者

鏡原 崇史  松山東雲女子大学, 人文科学部, 准教授 (00880204)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 表情 / 情動 / 感情 / コミュニケーション
研究開始時の研究の概要

自閉スペクトラム症(以下、ASD)児は、定型発達児とは異なる「不自然」な表情を表出するとされる。一方で、ASD児の表情表出に関する先行研究は少なく、さらに先行研究は主に実験的環境で行われているため、ASD児が日常生活で表出する表情の実態は明らかになっていない。本研究では、ASD児が日常生活で表出する表情について調べることにより、「不自然」とされる表情の実態解明を目指す。

研究成果の概要

本研究では、自閉スペクトラム症児(以下、ASD)が日常生活で表出する表情の特徴及び障害のある子どもを取り巻く教育環境について検討した。その結果、障害児者の支援に携わる経験をすることにより、障害児と接することに対する不安が低減すること、教師が自身の授業映像の振り返りを継続的に実施することにより、児童の離席が減少すると共に学級力や学級マネジメント力が向上することが明らかとなった。さらに、ASD児者が日常生活で表出する笑顔の強度は定型発達者と大きな違いはないものの、笑顔の表出タイミングは異なることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ASD児者の表情表出に関する先行研究が実験的環境で行われたものが多い中、本研究は、日常生活に近い状況下においてASD児者が表出した笑顔の強度と表出タイミングに関する情報の蓄積に寄与した。さらに、共生社会の実現に向けて、障害児者を取り巻く社会・教育環境の改善に寄与する知見を提供できたことも、社会的意義が大きいと考える。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 保育学生の障害児者に対するイメージと接触不安―施設実習を通した変化―2022

    • 著者名/発表者名
      鏡原崇史
    • 雑誌名

      心理科学

      巻: 43 ページ: 80-89

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 小学校の通常学級における離席行動への対応―授業映像の視聴を通した振り返りと授業改善―2023

    • 著者名/発表者名
      鏡原崇史
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第61回大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2025-01-30  

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