研究課題/領域番号 |
20K22291
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0110:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高尾 沙希 早稲田大学, 理工学術院, その他(招聘研究員) (40879996)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 予測的視覚 / 文脈効果 / 時間窓 / 視覚情報処理 / 大きさ知覚 / 位置知覚 / 視知覚 / 予測 |
研究開始時の研究の概要 |
視覚刺激が網膜に到達してから知覚が成立するまで, 神経伝達にかかる時間やそれらを統合する時間によって遅延が生じるため, 視覚においては予測的な視覚情報処理が行われていると考えられている(予測的視覚)。本研究では, 研究代表者のこれまでの研究によって明らかにしてきた, 複数の視覚特徴に共通する文脈情報が知覚に影響を及ぼす時間窓を使用し, この予測的視覚の仕組みの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
視覚刺激が網膜に到達してから知覚が成立するまで、神経伝達やそれらを統合する時間によって遅延が生じるため、予測的な視覚情報処理が行われている。本研究では、複数の視覚特徴に共通する文脈情報が知覚に影響を及ぼす時間窓を使用し、予測的な視覚の仕組みの解明を目指す。 新型コロナウィルスの影響によるデータ取得制限のため、対象とする視覚特徴を大きさに限定して計画を遂行した。時空間的に連続的な変化を伴う視覚情報処理において、特定の時間窓における情報の平均化が行われること、その時間窓は知覚対象となる刺激提示を中心にその前後の時間も含まれることがわかった。成果として、国際研究発表4件、査読付国際誌2報を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予測的な視覚情報処理が行われていることについては多くの研究で支持されているものの、その仕組みに関しては理論ベースの説明が多く、実験的な解明を行なった研究が少ない点で学術的意義が大きい。研究期間全体として、新型コロナウィルスの影響による影響による研究計画の変更のため、視覚全体に共通する仕組みについてはさらに検討が必要なものの、その基盤となる一定の成果が得られたと考えている。
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