研究課題/領域番号 |
20K22295
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0110:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 京都先端科学大学 |
研究代表者 |
池田 慎之介 京都先端科学大学, 人文学部, 講師 (60877067)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 幼児期 / 感情判断 / 表情 / 発話音声 / 発達 / 曖昧な感情表出 / 幼児 / 曖昧な表出 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,表出者の感情が一意には同定できないような曖昧な感情表出から,幼児がどのように表出者の感情を判断しているか,その発達的様相及び発達的機序を明らかにするものである。そのために,そうした曖昧な感情表出を作成し,幼児に呈示して,その表出者の感情を回答させ,その傾向の発達差を明らかにする。さらに,それぞれの手がかりへの注意の程度についても測定する。
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研究成果の概要 |
本研究では,子どもが発話音声や表情からどのように相手の気持ちを読み取るのかを調べた。その際,言っている事と言い方が食い違っていたり,目と口が食い違っているような,曖昧な感情表出について注目した。その結果,子どもは大人とは違う手がかりに注目し,異なるルールで相手の気持ちを読み取る傾向があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,曖昧な感情表出から子どもがどのように相手の気持ちを読み取るかを明らかにした。これまで,喜びや怒りなど一意に感情が同定できる表出が用いられることが多かったが,本研究は曖昧ない表出について検討し,子どもが大人とは異なる判断基準を持っていることを明らかにした。これは,子どものコミュニケーションを支援する際に重要な手がかりとなる。
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