研究課題/領域番号 |
20K22491
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0403:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
DANOY MATHIEU 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (90882621)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | hiPSCs / HSCs / Liver / Disease / LSECs / Hepatocytes / Inflammation / Immune / Coculture |
研究開始時の研究の概要 |
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)に代表される肝疾患が今や世界的な課題とな る中、創薬における肝細胞培養系の疾患モデルとしての重要性は益々高まっている。 しかし、様々な実質・非実質細胞が複雑な階層構造を形成し、特異的に相互作用す ることによってもたらされる肝臓の生理的機能や応答を再現することは非常に困難 である。本研究では、ヒトiPS細胞やキメラマウスなどから得られる高度なヒト肝臓 細胞を用い、生物工学的なアプローチを駆使することで、健常および疾患状態を再 現可能なヒト肝臓の生理的な新規階層的共培養モデルを提案する。
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研究成果の概要 |
倫理的な問題や種の特異性から、薬物スクリーニングのための肝臓のin vitroモデルの開発が進められています。肝臓を試験管内で再現することは、その複雑さゆえに特に困難です。ここでは、炎症制御に関与するものの、試験管内で培養すると自然に活性化してしまう肝星細胞の発生に焦点を当てました。肝星細胞の微小環境は、硬さと組成の観点から、異なるECMを介して最適化されました。静止状態を維持できる条件を見出し、炎症性サイトカインを介した活性化の制御も確認した。また、これらの細胞を分化させるためのプロトコルも、再現性の観点から最適化された。共培養も実施し、現在さらに研究を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Physiologically-relevant models are highly sought for in notably drug screening applications but spontaneous activation of HSCs in vitro forces models towards pathological situation. In this work, we have focused on optimizing the culture of HSCs to regulate inflammatory reactions within the model.
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