研究課題/領域番号 |
20K22512
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0403:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 仙台青葉学院短期大学 |
研究代表者 |
宮本 浩樹 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 講師(移行) (80880369)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肩関節 / 生体工学 / 腱板断裂 / 棘上筋腱 / 伸び率 / 腱板部分損傷モデル / 未固定凍結遺体 / 腱板表層断裂 / 腱板深層断裂 / バイオメカニクス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、生体に近い状態である未固定凍結遺体を用いて腱板部分断裂モデルを作成し、『腱張力』による『腱歪み』を定量化し、『部分断裂の有無』で比較する。 本研究結果から、臨床における腱板部分断裂を含む肩機能障害のリハビリテーションにおける最も有効かつ安全な治療プログラムの開発に繋がるものと考えられる。
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研究成果の概要 |
本研究では、臨床上多くみられる棘上筋腱の部分断裂症例に対する運動療法のリスクについて、ご遺体(10体)を対象に定量的に計測した。残存腱にストレインゲージを設置し、張力を加えた際の歪みを定量的に計測した。部分断裂状態の残存腱では、わずかな張力で非常に大きな歪みとなることがわかった。表層断裂状態では、肩関節角度を外転するよりも体側に近い肢位の方が残存腱の断裂リスクが小さくなることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では、肩関節肢位により腱板の表層と深層の定量的な伸び率計測を行ってきた。本研究では臨床における腱板部分断裂症例を想定し、棘上筋の張力による非断裂状態と部分断裂状態の腱板残存腱に負荷される伸び率を計測した。その結果は、臨床における腱板断裂症例に対するより効果的で安全な運動療法の肢位と負荷を提唱することに繋がった。
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