研究課題/領域番号 |
20K22578
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0602:生産環境農学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
堀内 尚美 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 産学官連携研究員 (40783098)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 挿し木 / 花芽分化 / 培地 / 発根 / 植物ホルモン / 環境 / ブルーベリー / 苗 / 植物工場 / 果樹 / 早期開花 / 生育ステージ |
研究開始時の研究の概要 |
環境制御によって連続開花結実性を誘導でき,周年生産・高収量化できることがブルーベリーにおいて明らかになっている.植物工場は高度な環境制御と生育予想により,季節や天候に左右されずに作物の周年・計画生産ができるが,単位面積あたりの生産効率を高めることが求められる.本研究では,植物工場の果樹栽培で,樹冠の小さな植物体に早期に開花結実させる草本的生産法の開発のための基礎資料を得ることを目的として,環境制御による開花結実誘導の知見があるブルーベリーにおいて,挿し木を用いた超早期開花結実苗の育成方法を検討する.
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研究成果の概要 |
果樹は果実結実までの期間が長いことや,樹冠が大きいことから植物工場での効率的な栽培には不向きである.本研究では,樹冠の小さな植物体に早期に開花結実する果樹苗の育成方法の開発のための基礎資料を得ることを目的として,ブルーベリーにおいて挿し木床の培地環境が発根に及ぼす影響,穂木の生育ステージと発根との関係を検討した.慣行的に使用されるピートモス培地だけでなく,人工培地での発根要件を提言した.また,植物ホルモンの利用によって発根率が向上し,その効果は花芽分化した穂木を利用した時にも適用されることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,植物工場の果樹栽培の生産性を高める方策として,樹冠の小さな植物体に早期に開花結実させる草本的生産法の開発を目指し,環境制御による開花結実誘導の知見があるブルーベリーにおいて,挿し木を用いた超早期開花結実苗の育成方法を検討した.その結果,植物ホルモンの利用によって発根可能な穂木の条件が拡大することが明らかとなった.本研究の成果は今後の果樹の早期開花結実苗の育成方法の開発につながることが期待される.
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