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リボソームヘテロジェネイティによる開始コドン選択制御の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K22616
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

細金 正樹  東北大学, 医学系研究科, 助教 (30734347)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードリボソーム / 翻訳 / 翻訳制御 / 翻訳制御因子 / 転写制御
研究開始時の研究の概要

本研究ではリボソームヘテロジェネイティについて、生理的な意義、翻訳調節への意義、生じるメカニズムの3点を明らかにする。細胞種によらずに均一な機能を持つと考えられてきたリボソームは、その構成因子を変化させることで細胞種特異的なリボソームとして働くことが明らかになってきた。そのようなリボソームの異種細胞間の差異(ヘテロジェネイティ)を作り出す仕組みとその意義を本研究で明らかとする。

研究成果の概要

細胞種によらずに均一な機能を持つと考えられてきたリボソームは、その構成因子を変化させることで細胞種特異的なリボソームとして働くことが明らかになってきた。そこで、本研究では開始コドンの認識に関わる開始因子(eIF)ならびに翻訳伸長を制御する伸長因子(eEF)に着目し、それらの分子の異なる組織間のヘテロジェネイティの生理的な意義、生じるメカニズムを明らかにすることを目的とした。本研究の遺伝子発現解析によってeIFよりもeEFの方が組織間の発現変動が大きいことが明らかとなり、特に発現差が顕著であった伸長因子eEF1A2遺伝子の発現制御を担う候補遺伝子を13個同定することに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の報告でeEF1A2の遺伝子変異が自閉症や拡張性心筋症の原因遺伝子であることが示されている。その一方で、eEF1A2の翻訳調節への意義、eEF1A2の組織間のヘテロジェネイティが生じるメカニズムが不明である。本研究によりeEF1A2の神経系での発現制御を担う候補分子が同定された。これらの分子を詳細に解析することで神経系におけるリボソームの働きの違いを作り出す仕組みや、その破綻による疾患発症のメカニズムを解明する一助になることが期待される。また、eEF1A2自体の機能と疾患発症の関連にも不明な点が多く、eEF1A2の機能解析を行う共同プロジェクトを始動するなど新しい研究への波及効果があった。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Analysis of translational regulator EEF1A isoform in cancer cells2021

    • 著者名/発表者名
      築地巧人、細金正樹、中山啓子
    • 学会等名
      日本癌学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 細胞増殖制御分野HP

    • URL

      http://www.devgen.med.tohoku.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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